康栢会計師事務所取締役は香港会計士公会「A Plus」でリーダーシップ洞察を発信
香港会計士公会(HKICPA)は康栢会計士事務所の取締役、嚴君賢氏が公会誌「A Plus」(2025年第3号)のインタビューに応じ、規制対応課題・顧客信頼構築・デジタルトランスフォーメーションなど現代会計業界の重要課題について見解を披露した。
厳氏は、香港の複雑な規制環境における核心的な課題を分析した。日々変化する税務法規、マネーロンダリング対策要件、越境規制などに企業が常に警戒を怠れない現状を指摘した。「顧客は、事業の成長を妨げることなくコンプライアンスを確保するために、政策変更の解釈を我々に依頼しています」と述べた。また、デジタルトランスフォーメーションがもたらす機会にも言及した。「AI駆動の分析ツールは監査の精度と業務効率を向上させています。さらに、顧客は現在、会計士を単なるコンプライアンスの専門家ではなく、ビジネス戦略パートナーと見なしています」と説明した。香港が「中国と世界をつなぐ役割」を果たす中で、越境コンプライアンスや事業拡大戦略に精通した会計人材への需要が高まっていると指摘した。
厳氏は、人的関係の重要性を強調した。「信頼は一朝一夕で築けるものではありません。継続的な透明性と公開性、そして顧客のニーズを真に理解しようとする姿勢が必要です」と語り、同様に「協調的なチーム文化の育成も極めて重要」だと力説。「優れたチームには専門スキルだけでなく、コミュニケーション能力、指導力、そして共同責任感が必要です」と述べた。
さらに「我々は顧客サービスの向上を最優先事項としています。問題が起きるのを待つのではなく、顧客が直面する可能性のある課題を早期に発見し、戦略的解決策を提供することに尽力しています」と付け加えた。「この積極的なアプローチは信頼を強化するだけでなく、顧客が事業発展のあらゆる段階で支援を受けられることを保証します」と述べた。
インタビュー全文は、香港会計士公会誌「A Plus」2025年第3号(Hazel Yim - A Plus)に掲載。Hazel Yim - A Plus
