
特許出願についてのQ&A
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問い:
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特許出願にはどのようなメリットがありますか?
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答え:
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特許は、技術的な成果物の流出防止、特許商品の市場独占など、とても有用な働きをするので、企業の競争力を強化するためのツールとして、収益の最大化が図れます。
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問い:
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特許権の主な特徴は何ですか?
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答え:
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以下の通りです。
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独占性をもつ:特許権を持つ者は独占的に特許商品の製造、使用、販売する権利を持ちます
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地域的制限:特許権を取得した国・地域の領域内に有効
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時間的制限:有効期間内に限ります
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問い:
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特許に対して、どのように保護されていますか?
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答え:
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現在、世界中に先願主義と先発明主義という2種類の保護原則があるが、多くの国や地域は先願主義が適用されています。
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問い:
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特許は何種類ありますか?
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答え:
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国・地域によって、特許の種類も異なります。香港の特許は外観特許、短期特許と標準特許という3種類があるが、中国国内は外観特許、実用新案特許と発明特許という3種類がある。
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問い:
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特許の有効期間は何年間ですか?
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答え:
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国によって特許の有効期間が異なります。通常、発明特許は20年、実用新案は10年、外観は10年~25年です。
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問い:
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優先権とは何ですか?
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答え:
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出願人が最初に外国で発明又は実用新案の特許出願を提出した日から12ヶ月以内(外観設計の場合、特許出願した日からの6ヶ月以内)に、同一の発明又は実用新案の特許を他国で出願する場合、当該外国と締結された協定又はともに加盟している国際条約に基づき、優先権を享受することができます。例えば、出願人は2019年12月1日に中国で出願を提出しました。2020年11月30日までその優先権を主張することができます。すなわち、出願人は、他の国で同一の特許出願を提出する場合、最初の出願日、2019年12月1日から優先期間が開始することを求められます。出願日を2014年12月1日にすることができます。但し、優先期間の延長はできません。
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問い:
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特許検索が必要ですか?
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答え:
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出願しようとしている特許について、他社の特許権等を侵害しなく、順調に特許を取得するために、出願人が、可能性がある特許文献を検索する必要があります。さらに、解析・比較によって、従来にない新規な部分及び高い創作性が発揮されている部分を要件として出願書類に記載されます。
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問い:
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特許出願手続に必要な書類にはどのようなものがありますか?
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答え:
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通常、以下の資料の提供が必要です。
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申請書
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発明の名称
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出願人の氏名、住所
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発明者又は設計者の氏名、住所
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特許申請の分類
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国際出願の申請日、出願番号及び特許出願の類別(例えば、適用)
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申請依頼書
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特許書類
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問い:
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特許書類とは何ですか?
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答え:
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特許書類とは:
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権利要求書:特許権の範囲を示す書類
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要約書:特許全体のポイントを簡潔に示す書類
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明細書:特許の詳細な説明及び特徴を記載する書類
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図面:特許の構造や内容理解に役立つように図解する書類
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問い:
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特許年金とは何ですか?
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答え:
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特許年金とは特許権を取得して以降、引き続き特許権を維持するために、特許権を持つ者が毎年に納付する費用のことを指す。国によって、年金制度が異なります。
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問い:
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単一国家の出願のほかに、国際出願にはどのような方法がありますか?
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答え:
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出願人はPCT、パリ条約、ヨーロッパ特許庁、ユーラシア特許機構、アフリカ知的所有権機関などを通じて国際特許権を獲得することができます 。
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問い:
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特許権の譲渡はできますか?
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答え:
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特許権を持つ者は、特許権を譲渡することができます。さらに、特許権の授与、担保などで経済的収益を得ることができます。
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